尾崎人形
尾崎人形って?
尾崎人形は、佐賀県の神埼町尾崎西分地区で700年以上ものあいだ、
時代の流れの中で何度か途絶えながらも復活・継承されてきた、焼き物の人形です。
現在は「尾崎人形保存会」の手によって再興され、受け継がれています。
伝承によると元寇(弘安の役)の際、捕虜になった蒙古軍の兵士が
故郷を偲んで人形を作り、吹き鳴らしたことが始まりといわれています。
(その焼き物の技術は地元民に伝わり、やがて尾崎焼として、瓦・火鉢・鉢物などが作られ、
江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品の一つになっています。)
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尾崎人形って?
おさき
尾崎人形は、佐賀県の神埼町尾崎西分地区で
700年以上ものあいだ、時代の流れの中で何度か途絶えながらも
復活・継承されてきた焼き物の人形です。
現在は「尾崎人形保存会」の手によって再興され、受け継がれています。
伝承によると元寇(弘安の役)の際、捕虜になった蒙古軍の兵士が
故郷を偲んで人形を作り、吹き鳴らしたことが始まりといわれています。
(その焼き物の技術は地元民に伝わり、
やがて尾崎焼として、瓦・火鉢・鉢物などが作られ、
江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品の一つになっています。)
息を吹き入れると「ホーホー」と素朴な音が鳴る土笛になっていたり、
振るとコロコロとかわいらしい音が鳴る土鈴になっていたりと、
尾崎人形には子どもが喜ぶ仕掛けが施されています。
また、吹く時に口にくわえる部分に着色しないのは、
「土のものを口につけると癇の虫封じの効果がある」との説があり、
子どもの健やかな成長を祈る願掛けの意味もあります。
青、赤、黄の3色の伝統色を基本に、他の色も使いながら、
現在は40種ほどのバリエーションがあります。
全てが手作業で作られているため、佇まいや表情、笛の音色、鈴の音にも
ひとつひとつ個性があり、とても味わい深くぬくもりある趣が、
県を越え、そして海を越えて、多くのひとに愛されています。
尾崎人形ラインナップへ
受け継いで、つなげるひとたち
− 高栁 政廣 −
尾崎人形保存会 人形継承者
父親が尾崎焼を製作していたのがきっかけで、
62歳で尾崎人形を作り始めます。
伝統の色を守りつつ、オリジナルの絵付により
作り手の人柄を感じさせる
柔和で愛嬌ある表情がつくられています。
たかやなぎ まさひろ
− 城島 正樹 −
尾崎人形保存会 人形継承者
小学生のころ図工の時間に尾崎人形製作をしたことがきっかけで、
2019年から尾崎に移住して尾崎人形を製作しています。
佐賀一品堂として尾崎人形の卸販売の管理なども行なっています。
じょうじま まさき
尾崎人形紹介動画